膀胱の排尿筋、尿道の尿道括約筋など、おしっこが出るしくみにかかわる筋肉を元気にする成分として働くのが、ミネラルの一種である「マグネシウム」です。
マグネシウムは、体内に300種以上の酵素を活性化させることで、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温調整などに役立っています。
マグネシウムが不足すると、筋肉に関していえば、収縮や弛緩がスムーズに行われなくなり、筋肉のけいれんが起こることもあります。「足がつる」(こむら返り)という症状は、マグネシウム不足が原因の1つといわれます。
マグネシウムが多く含まれる食べ物は、銀杏と山いもです。特に銀杏は、古くから頻尿を改善する生薬として重宝されていて、頻尿の症状を和らげることで知られています。食べる量は、1日5~6粒が目安といわれます。