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急な尿意に襲われたときのために

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尿失禁治療・骨盤底筋治療|横浜市金沢区の泌尿器科【よし泌尿器科クリニック】

過活動膀胱の症状がひどくなると、外出するのがおっくうになる人がいます。

クリニックに来院される患者様に「急な尿意に襲われた時の対処法があればおしえていただけますか?」と相談されることがあります。残念ながら、急に尿意に襲われたらトイレへ行くしかありません。しかし、急な尿意を起こさないための予防策はあります。例えば、洗い物は水から触らずお湯にしてから使い始める、玄関を出る前に腹巻やホッカイロを貼って外出するなど、ちょっとした工夫で尿意に襲われるリスクを少なくできます。

おなかを温めるのは、冷え対策と同じです。膀胱への寒冷刺激を和らげることができるからです。

おっしこのトラブルが怖くて外出が減ることの最大のデメリットは、高齢者の場合、認知症のリスクが高くなることです。社会との接点がなくなると、気分が気分が落ち込みやすくなり、コミュニケーションによる脳への刺激が少なくなり、認知機能が低下するといわれています。

社会との接点が少なくなる原因が、おしっこのトラブルだとしたら、とてももったいないと思いませんか。

トイレが近くなったり、尿が漏れたするのが怖いなら「尿漏れパッド」や「大人用おむつ」を利用するのもいいでしょう。最近の大人用おむつは薄くて、はたから見ても着用していることが分からない商品が増えてきています。それでいて、1.5Lの尿を吸収できる商品もあります。尿漏れや頻尿対策のグッズを使うことに抵抗がある方もいるでしょうが、使うことによるメリットの方が大きいことがあります。

おしっこのトラブルがある方は、そういった製品を利用しながら、食生活や水の飲み方、生活習慣を心がけて症状の改善を目指しましょう。気になら無くなれば、尿漏れパッドや大人用おむつは、いつでも手放せます。ただし、過活動膀胱が前立腺肥大によるものだとしたら、少し対応が異なります。というのは、急な尿意に襲われないようにするためにやるべきことがあるからです。この段階でもまだ、過活動膀胱による尿漏れは女性特有のものだと思っている方が多いかもしれません。

しかし、前立腺の肥大が進み膀胱内に飛び出るようになると、尿意を伝えるセンサーが変異して膀胱が敏感に反応するようになります。つまり、過活動膀胱は男性でも発症する病気なのです。

前立腺肥大が原因ならホーレップ手術やレジューム治療を行えば、急な尿意に襲われることはなくなります。前立腺が膀胱内に飛び出る前に治療をすると、尿漏れに悩まされることはないということです。

 

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