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寝る2時間前の水分を減らすだけで夜間頻尿は激減する

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夜中にトイレが近い理由】夜間頻尿の原因と改善 | はなのやま鍼灸院夜間頻尿で相談にくる患者さんの排尿日誌を見ていると、夜間にトイレに行く回数が多い人の中には、寝る前に大量の水分を摂っている方がいます。

これは、「寝る前に水分をたくさん摂ると、血液がサラサラになり、寝ている間の脳梗塞や心筋梗塞などを予防できる」という指示に従った行動だと思われますが、寝る直前にたくさんの水分を摂れば、夜中につくられる尿の量も多くなります。なぜなら、体内に蓄積できる水分量は決まっているため、余分な水分は体の外に排出されるからです。実際、寝る前の水分の摂りすぎで夜間頻尿になるケースは少なくありません。

毎日、1~1.5ℓの水分を摂りましょうといっても、一度に大量に摂る必要はなく、大量に摂ることで、逆に脱水症状を引き起こしたり、寝る前に大量に摂ると夜間多尿につながったりします。

クリニックで患者さんに指導している水分の摂り方は、コップ1杯150mlとして、1日3回の食事と食事の間に各1杯の合計8敗。これで水分量トータル1200mlになります。

もちろん、この摂り方にこだわることはありませんが、食事のときを中心にこまめに摂れば、水を飲むタイミングが習慣化しやすくなります。

そして、夜間頻尿を遠ざけたいなら、寝る2時間前の水分量を減らすことです。寝る2時間前から水分を控え、トイレへ行ってから寝る。それだけで夜間にトイレへ行く回数を減らせます。なぜ2時間前なのかというと、水の利尿作用が2時間といわれているからです。利尿作用とは、体内の余分な水分を排出する作用で飲み物の種類によって異なります。水の場合は2時間。つまり、寝る1時間前に飲んでしまうと、寝て1時間後にはトイレにいきたくなるということです。逆に2時間前なら、いくら水を取ったとしても寝る前にトイレをすませておけば、水分摂取による尿意はほとんど起きません。

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