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前立腺肥大を予防する野菜や豆類、進行を抑えるイソフラボン

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男性のおしっこのトラブルの大きな原因である前立腺肥大症を予防すると期待されているのが、ポリフェノールの一種である「イソフラボン」です。

男性ホルモンには、テストステロン以外に、テストステロンが酵素によって活性化された活性型男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」があります。前立腺の肥大にはテストステロンが関係しているといわれますが、肥大を加速させるのがジヒドロテストステロンではないかと考えられています。

そのため、ジヒドロテストステロンは、「悪玉男性ホルモン」と呼ばれることもあります。

イソフラボンが期待されているのは、テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を妨げたり、ジヒドロテストステロンの前立腺への作用を抑えたりすることがわかってきたからです。

イソフラボンが多く含まれるのは、大豆を原料とする食べ物です。豆腐、納豆、おから、高野豆腐、きな粉などに含まれます。

イタリアの研究では、豆類だけでなく、野菜を多く食べていた人は前立腺肥大になりにくいというデータがあります。その研究では、穀物と肉類を多く食べていた人は、前立腺肥大になりやすいことも報告されています。また、ほかの研究では、たまねぎとにんにくにも前立腺肥大を抑える効果があるという報告もあります。

ただし、おしっこのトラブルで専門医を受診して前立腺がんと診断された方は、イソフラボンは逆効果になる可能性があるので注意してください。日本人を対象とした研究で、イソフラボンを多めに摂った人は、前立腺がんの死亡リスクが上がったというデータがあるからです。

イソフラボンを含む食べ物は、あくまでも前立腺肥大を予防する目的で摂るようにしましょう。肥大を抑えられると、おしっこのトラブルから解放されることになります。

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