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アメリカでは、前立腺肥大症の手術は日帰りが当たり前

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前立腺肥大症の治療は大きく2つになります。

1つは、薬物療法です。用いられる薬は、尿道の筋肉をゆるめて尿がスムーズに出るようにする「交感神経01阻害薬」、前立腺の肥大を抑える「5a阻害薬」、膀胱の血流をよくして膀胱をやわらかくする「PDE5阻害薬」などです。

薬で症状を軽減することはできますが、残念ながら肥大している部分を小さくすることはできません。

もう1つは、手術治療です。現在の根治をめざす最新手術は、レーザーで前立腺をくり抜いてしまう「ホーレップ手術」と、ロボットを使って前立腺を蒸散する「アクアブレーション手術」です。

アクアブレーション手術は、昨今注目されている低侵襲治療です。低侵襲治療とは、できるだけ体に負担がかからないように行う、内視鏡やカテーテル治療です。前立腺肥大症の治療としては、2022年に「ウロリフト(Urolit)」と「レジューム(Rezum)」という2種類が保険適用となっています。

前立腺肥大症を根治する治療ではありませんが、肥大を小さくしたり、尿道を開放したりする効果が確認されています。すでに欧米では、5年間の治療効果がエビデンスとして報告され、再手術を希望する方はレジュームで4・4%、ウロリフトで13.7%と低く、治療の有効性が証明されています。

低侵襲治療の最大のメリットは、治療時間がウロリフトなら5~10分、レジュームなら3~5分と短いことです。現在は、入院して行われるレーザーや電気メスの手術が主流ですが、低侵襲治療になると日帰りが可能になります。

前立腺肥大症も早期発見、早期治療が基本です。異常に気づいたら早めに泌尿器科を受診するようにしましょう。

 

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